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2007年4月16日
4位「デカダンス」、5位「玉子丸」ともに赤道を越える!

4位「デカダンス」は昨日4月15日日本時間午後1時〜1時30分の間に、また5位「玉子丸」は17時〜17時30分の間に赤道を越え、上位5艇が北半球に入りました。赤道を越えることは、帆船時代の船乗りにとって大変なことだったので、海の神ネプチューンに敬意を表してお祝いをします。それぞれどんな「赤道祭り」をしたのか、のちほどレポートが届くと思いますのでご紹介します。

Photo:Osakacup
「デカダンス」
「デカダンス」のスキッパー フィル・クームズさんは、本レースメルボルン側ホストクラブのサンドリンガム・ヨットクラブ前会長。昨日の午後にクラブで「赤道越え」のパーティが行われ、ご本人たちも電話で参加したそうです。

赤道少し手前の時点で二人が送ってきたメールには、こうあります。
「大切なマイルストーンである赤道まであと45海里。ボクたちは他の艇より少し東寄りに位置しているが、これは東からの風を一番に分捕ろうとしたからさ。あと数時間で越えられると信じよう。しかし、ピーウィーのようなムカつく男と赤道を越えるというアイデアがいいのかどうかわからない。狼にとっての満月みたいなもんじゃないか?結果はのちほどお知らせしよう。」

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「ワイルド・ボア」の独り言「あっちはなんで走れるんや?」

Photo:Osakacup
「ココリン・インターランド」
日本時間今朝6時30分の定時交信での情報です。
「ココリン・インターランド」は「快調にスピンラン。ただし『アレックス』の走りが気になります。」この時点での差は約40海里。

「玉子丸」は「乗員、艇体ともに異状なし。」と極めて簡素な交信。

「朝鳥」、「今夜中に赤道祭りだ〜〜!」

Photo:Osakacup
「ワイルド・ボア」
「ワイルド・ボア」神田さん。「昨日は快調に走ったのですが、夜中から風が落ち、現在無風。昨夜、前方にマスト灯を確認、『サザン・ライト』と思われましたが、差がついて見えませんでした。明け方、ニューアイルランド島との間を、ヨットがスムーズに走って抜いていくではありませんか!なんで走れるんや!こっちは停まってるというのに。『エソテリカ』です。こちらもがんばります!」

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「リュウジン FGI」7位浮上!

Photo:Osakacup
「リュウジン FGI」
日本時間4月15日午前7時頃には9位だった「リュウジン」は24時間後の今朝7時頃には「インジェニュー」「ハラバルー」を抜いて7位に浮上、6位「朝鳥」に43海里と迫り、ますますおもしろくなってきました。

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「デカダンス」は修理三昧

赤道通過前に、「デカダンス」からこれまでの修理レポートが届きましたのでご紹介します。
「三昧」と書くと、修理が楽しいもののように聞こえますが、苦労を楽しんでいるようなフシもあります。

「艇の最前線からこれまで我々が遭遇した問題について報告してこなかったが、今日は手早くまとめをしてみたいと思う。スタート以降最初の週には、電気系統の問題が起きた。それも3つも。まず、エンジンがスタートしなかったので、調べたらスターターモーターの端子が緩んでいた。締めたら解決。」

「しばらくして、今後は充電ができないという問題が起きた。電子系統が充電できない。問題は、なんと別の問題を解決したときに起こっていた。結果、別系統をバイパスで作り、システムをリセットして成功。」

「またしばらくすると、今度は所帯道具用のバッテリーが充電できなくなった。そこで、電子系ボルトメーターをリセットしなければならず、これは時間がかかり大変だったが、それ以来問題は起こっていない。」

「スタート以来問題続出だったが、まだほかに継続課題もある。キャビンに水が入り、水船になったように船足が恐ろしく遅い。あらゆる凹みから水を掻い出しているのに、一向に減らない。艇内部をバラバラにして排水し続け、これでよし!と思ったらまだどこかから水が現れる。」

「どうやら原因は清水タンクらしい。それが漏れてビルジに混じっている。それで最後にはその水を捨てた。大量の水で重く、低スピードに貢献していたものと思われる。」

「まあ、どのみちこの艇はリーチングではあまり走らないので、余計な重みはそのままにしておこう。水は見えなくなったが、点検するうちに、床下で水が溜まっているのが分った。が、これは手が届かない。そこで、床に3インチほどの穴を3箇所開け、行き場のない水を500kgほど抜いた。全くよくない。艇がキャプテンクックのエンデバー号のような走りを見せたのもうなずける。」

「これで問題が全て解決?とんでもない!今度は水がキャビンに流れてきた。これも掻い出しながら、塩辛いことに気が付いた。あらまあ。」

「また艇内部をバラバラにし、また穴を開けた。ビンゴー!クラッシュバルクヘッド(衝突用隔壁)が水浸し。大量の水で、バウが重くなっていた。Oh!××××(ここには書けない四文字)。またもやマラソンのような努力で排水、ついに水問題を解決した・・・と思いたい。」

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