NEWS

2007年4月13日
トップ「ガストー」に入れ替わった模様、今夕赤道通過予定!

日本時間今朝7時頃のアルゴスデータでは、残航から計算すると「ココリン・インターランド」が依然として1位でしたが、本日正午頃にレース本部に入った情報では、「ガストー」がトップの座を奪った模様。

昨日夕方の定時交信で「ココリン」松永さんは、「軽風で走っている。パプア・ニューギニアのリヒア島からモーターボートがやってきて、ドキドキした。今は昨日とは違う島の明かりを見ながら走っています。2ノットも出ているんですよ!」。

そして日本時間今朝6時30分の定時交信では「2時間ほど前から風が上がってきて8ノットで航行中。『ガストー』『アレックス』には負けませんから。」ときっぱり。


Photo:Osakacup
「ガストー」
一方、緯度では「ココリン」より北を走っていた「ガストー」。昨夜は4〜5ノット程度で走り、今朝10時頃には7ノットくらいに上がっているようです。昨夜、「ガストー」から届いたレポートで、どうやら日本語を勉強し始めていることがわかりました。

「コンニチワ。今日は忙しい1日だった。嵐に追いかけられたけど、嵐の端っこの風を拾ってかなり走った。(日本時間今朝7時までの24時間で127海里)いつもいい風があった。風は時々ボクらを吸い込んでは、押し倒して行った。フルメインとNo.1ジェノアでは手に余ったな。」

「夜は、めっちゃくちゃ暗いので嵐がどこから近づいてくるのかわからないため、いつも縮帆するのだけど、今夜はできなかった。というのも、今朝バテンカー(セイルに入っている板のマスト側スライダー)が一つねじれ、ローラーボールが飛び出て、カーの通り道が詰まり、メインスルを降ろすのに1時間半かかった。風がなくてラッキー。カーを取り替えるのが、ボクの明日朝の仕事というわけさ。それ以外はすばらしく、『ガストー』もそれを喜んでいる。そしてボクたちはパーティを楽しんでいる。カンパイ!」

日本語の会話でとても大切な「こんにちは」と「乾杯」をマスターしました。あとは、「トイレはどこですか?」を覚えたら便利ですね。

参加艇リスト
アルゴスによるレース艇の最新ポジション


「玉子丸」も少しスピードアップ、「朝鳥」は大漁!
一句ひねる余裕の「ワイルド・ボア」

3位に上がってきた「アレックス−チーム・マカディー」は日本時間今朝7時までの24時間に約102海里走り、4位「玉子丸」との差は24海里。「玉子丸」の今朝6時30分の定時交信で、「夕べから少しの風ですが、続いています。現在艇速5ノット。もう少し風が上がってほしい!」と伝えてきました。

Photo:Osakacup
「朝鳥」

総合6位の「朝鳥」では、「昨日キハダマグロ(15kg)が釣れました。冷蔵庫は電気消費量が大きいので、おいしいところだけを食べて保存しませんでした。カツオでよかったのに、大物がかかってしまいました。これで栄養をつけて、これからのレースがんばります。」とのこと。

総合9位の「ワイルド・ボア」は8位の「ハラバルー」との差を少し詰めてきました。風流な神田純さん、ここで一句ひねろうと周囲を見回していたら、後方にマストが??なんとすぐ後ろに「リュウジン FGI」の姿が・・・。すぐにVHF無線でコンタクトすると先方のジョン・セイヤーさんも「この微風に悩んでいる」とのこと。

Photo:Osakacup
「ワイルド・ボア」

ここで、神田さんの句を紹介します。解説付きです。
「ドタバタを 見かねて 天も風送る」
(本日、風が後ろに回ったので観音開きで走ろうとがんばりましたが、うまく行かず。それから風が上がりスムーズに走り始めました。)

「ソロモン海 風はなくとも 雨水あり」
(風はないですが、雨水が多くなってきました。そろそろ暑いこの海と離れたいです。)

参加艇リスト
アルゴスによるレース艇の最新ポジション


「インジェニュー」大阪到着は120日先?

レース18日、19日目のレポートが奥さんのロージー・コラハンさんから届きました。
「以前は1日100海里だったデイランが、今や70海里ほどになったが、それさえも『移動住宅』に乗っていることを考えればいいほうだと思う。」

Photo:Osakacup
「インジェニュー」

「メインスルを降ろし、No.1ジェノアとコード0(超微風用セイル)を揚げて1〜3ノットで動いている。でも、海図の上でプロットをすると、このままのスピードだと大阪まであと120日かかると出たときにはがっかりした。」

「オーストラリア沿岸を離れてから1隻も船に出合うことがなかったが、この2日で4隻も出合った。少なくともこんなところで一人ぼっちじゃないことがわかった。」

「昨日の夜は月がまだ昇ってなくて、大きく黒い雲が近づいてきたのがわからず大騒ぎになった。揚げていた微風用のセイルが風圧で飛んでしまわないうちに通常のメインスルとNo.1ジェノアに付け替えるのはパニック。しかもその風が長く続かないときている。」

「船上のメンテナンスのような仕事は水平線から太陽が高い位置に昇る前に片付ける。1日の終わりには、太陽が西に沈むのを見るとうれしくなる。コックピットで冷たいジントニック(生のライム入り)を飲みながら、太陽が消えてくれたことに乾杯し、暑さから開放された時間を楽しむ。赤道まで、あと約400海里、その次には北東貿易風帯が待っている!」

参加艇リスト
アルゴスによるレース艇の最新ポジション


「デカダンス」の典型的な1日 その2




Photo:Osakacup
マクラメ編み教室のフィル
Photo:Osakacup
鏡のように静かな時間

Photo:Osakacup
避けて通りたい雲がかかる日没


参加艇リスト
アルゴスによるレース艇の最新ポジション